時代の流れ”IoT、インダストリー4.0”にどう対応していくか 3

  革命とは”ひっくり返す”ことだ!

 今現場ではIT(InfomationTechnology)とIoT(Internet of Things)の違いが理解されず混乱している。その理由(わけ)は、第4次産業革命が第3次産業革命の延長にからである。

 革命とはその時の権力に下の者たちが上を倒し取って変わることである。第4次産業革命が第3次産業革命の延長にあるとするとこれは”革命”でなくでなく”改良”または”進化”のほうが言葉として正しい。”産業革命”というのは単語は魅力的ではあるものの違和感を覚える。

 その違和感がどこからくるかというと”産業”を工場として限定しているからだということに気づいた。工場の効率を上げるのはITレベルであり、インターネットを使って劇的に工場の効率を上げる道はまだ見えていないせいだ。

 視点を変えて工場で作られる”もの”が計画、製造、販売、保守というプロセスという流れで見てみると、Internetを活用すると今後大きな変化、それも”革命”と呼ばれるにふさしいことが起きてくる可能性がある。
 ”産業革命”でなく”社会革命”とでも言うべきかもしれないと感じワクワク感を持っている。

  家電メーカーの凋落は一般の人でも理解できるだけいろいろニュースになっている。高度成長期は日本中に松下電器のお店がありメーカー主導型であった。若い人は知らないだろうがスーパーダイエーでは松下電器の製品を売れないということで松下幸之助と中内力が激突したこともあった。今や家電量販店が大きな力を持ち流通主導型に力関係は変わってしまった。”もの”のプロセスからすると次に主導的なプレヤーは消費者ということになる。消費者(ユーザー)主導に移行する当たりインターネットは大きな役割を果たすであろう。
 主導権がメーカーから消費者(ユーザー)取って変わることができるとすれば”革命”と呼ぶにふさわしいと思う。