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時代の流れ”IoT、インダストリー4.0”にどう対応していくか 1

”IoT、インダストリー4.0”にどう中小企業が対応していくべきかという内容での講演依頼が私のようなものにもきている。時代の流れを感じる。
 1990年wwwが生まれてインターネットが本格化の兆しだしたのが1995年。学生の遊びからビジネスのツールとして急激な普及が全世界に及ぶまでにたったの20年~25年間しかかからなかった。”梅毒”の普及速度と抜いてインターネットは人類史上最速に普及したものと言えるだろう。
  インターネットはヴァーチャル空間の上に成り立ち、それ故に国境を越え世界をつないできている。ビジネス面では緩い分野からどんどんインターネットを中心としたやり方が採用され普及してきている。対極に位置するリアルワールドの”ものつくり”世界での成功事例がまだほとんどない。よく事例の先頭に出てくるGEのジェットエンジンの保守サービスなどインターネットでの成功事例としはちっぽけなものに輪足には見える。何故ならそれにより出た効果は航空会社の年間燃料費の2%削減にすぎなからだ。

  私がやった”金型工場での情報化によるカイゼン”では経常利益を2倍以上という結果を出した。もしこの手法がインターネットによって出来たならば、1社1社は小さくとも世界中にある何百万社にも普及したならばGEのジェットエンジンの保守よりもすごいことになる。
 金型屋二代目として産湯につかっていたころから町工場の中にいて、30歳で第三次産業革命の”NC工作機械の導入により現場の効率化を計り、40歳代で家業を引き継ぎ社長となり、”情報化”を武器にした経営改革を行った。その後50歳代には金型工場からは離れ東京大学と産学連携においてインターネット・バイ・デザインによるビルのエネルギーマネジメントの実証実験を続けてきた。

  世界中に頭のよい人たちは山ほどいるが、私のようにリアルとバーチャルの2つの世界にどっぷりつかった経験を合わせ持っている人はそうざらにはいない。

 この”経験知・智”は希少価値である、それを持っている人間は”変わり者”ということだ。多分”変わり者”の話を聞きたいというのが講演会を企画した皆さんの思いなのだろう。